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旧二見家住宅保存修理 監理

宮崎市指定文化財 平成16年10月13日
所在地:宮崎市高岡町内山3627番地
所有者:宮崎市
建築年代:安政2年(1855)・明治28年(1895)
構造・規模:木造平屋建、茅葺型銅板葺、下屋桟瓦葺き  272㎡
修理期間:平成17年12月~平成20年12月

 宮崎市高岡町の西部に位置する去川地区にあって、一郷士の屋敷でありながら去川御仮屋と呼ばれ、藩主が高岡筋を通行の際には休憩所として使用された。旧薩摩藩特有の座敷棟・居室棟を「テノマ」で繋ぐ分棟型建物である。
 老朽化が進み、経年疲労や漏水腐朽等が進行し倒壊に至る状態であったため半解体修理とし、形態のはっきりしている明治28年時の姿に復旧整備した。屋根は茅葺きであるが火災・維持管理のため茅葺型銅板葺とした。また構造補強の必要性が生じたため基礎補強等の工事を行なった。

「宮崎市指定有形文化財 去川関所御定番二見家住宅(主屋)保存修理工事報告書」より抜粋


竣工

竣工

着工前

着工前